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浜松カーボニクスのカーボンナノチューブの特徴


浜松カーボニクスのカーボンナノチューブは、長い・高密度・高い直線性といった特徴があり、そのアスペクト比は、75000:1にも達します。
また、バインダーを使用せずに紡績可能という特徴により、応用技術として高純度カーボンナノチューブ構造体への加工が容易です。

長い

LONG


直径は数十nmでも長さは最大3mm。
ハンドリングが簡単です。

まっすぐ

STRAIGHT


直線性の非常に高いカーボンナノチューブです。

高密度

HIGH DENSITY


高密度に一方向配向したカーボンナノチューブです。軽量高強度、導電性付加、熱伝導性を向上。

カーボンナノチューブは、電気伝導性・熱伝導特性・機械特性などに優れた材料特性を持つナノ繊維です。
その中で特に浜松カーボニクスのカーボンナノチューブは、「長さ」「まっすぐ」「高密度」が優れた製品です。

*カーボンナノチューブ取扱い上の安全性について
多層カーボンナノチューブが体内に取り込まれた際の安全性について、現在関係各所で研究・議論が進められています。しかしながら、はっきりとした対応指針は定められていません。当社は多層カーボンナノチューブの安全性について細心の注意を払うとともに、適切な取り扱い方法の検討も進めてまいります。皆さまにもご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

関連文献: LinkIcon 『長尺CNTが一方向に配向したカーボンナノチューブシートの電気伝導特性、熱伝導特性および機械特性』 静岡大学 井上 翼 著

応用技術 


HCCのアプリケーション開発

浜松カーボニクスのカーボンナノチューブの最大の特徴「長い」「まっすぐ」「高密度」、この3つを基に技術を応用すれば導電性付加や熱伝導性を向上させることはもとより、軽量高強度素材や電池電極の開発、センサー素子材料など、さまざまなことに対応できます。
ご興味がある方はぜひ浜松カーボニクスまでお問い合わせください。

導電性の付加と向上

熱伝導性の向上

軽量高強度素材開発

電池電極開発

センサー素子材料

応用技術事例


CNTを紡績する

Spinning the CNTs

  • カーボンナノチューブ同士が連結し、メートルスケールで長繊維化する現象
  • カーボンナノチューブが自動的に一方向に整列
  • 結合剤は一切不要
  • いろいろなカーボンナノチューブ構造体(カーボンナノチューブ紡績糸・カーボンナノチューブシート)に加工が容易

基板上に垂直に合成されたCNTアレイから「CNTウェブ」が引き出されます。
CNT同士はお互いにファンデルワールス力で結合されているためCNTアレイの端部を引き出すと”くっついた”CNTがほぐれながら引き出されます。

CNTウェブを上から見ると、CNTが良く整列していることが分かります。
引き出した方向に自動的に配列します。
CNTの長さは1mm程度ですが、それらが連結して長繊維化されます。

CNTウェブを引き出すための特別なツールは不要です。
ピンセットなどでつまみ出すだけでOKです。


CNTウェブに撚りをかけると糸になります。

写真の糸の直径は20ミクロン程度です。
CNT糸は一般的な撚糸と同じような構造をしています。
結合剤を使わずにCNTのみでできているため、電気抵抗が低く、熱伝導性の高い柔軟な繊維です。

CNTウェブを積層したCNT配列シート。電気・熱・機械特性には大きな異方性があります。
結合剤フリーながら、安定自立シートとして容易にハンドリングできます。
参考文献: LinkIcon 『長尺CNTが一方向に配向したカーボンナノチューブシートの電気伝導特性、熱伝導特性および機械特性』 静岡大学 井上 翼 著